初心者でも大丈夫。Tableau Desktop インストールかんたんガイド
Tableau Desktopのインストール、公式ヘルプを見てなんだか難しそうだと思った方。
一つ一つ、手順を追って解説していきますのでご安心ください。
所用時間は、ネット環境にもよりますが、15分程度です。
初めてのTableau、どれを選ぶ?
初めてTableau Desktopを利用する場合、何をインストールするか、いくつかの選択肢があります。
- 正式版を利用する
あなた(の所属する組織)がライセンスを持っている場合、通常のTableau Desktopをインストールすると良いでしょう。特に迷う必要はありません。 - 14 日間の無料トライアル版を利用する
まだライセンスを所持していない場合、まずは14日間のトライアル版を試すことができます。14日間は、特に通常版との違いはありません。 - 無料のアカデミック版を利用する(学生・教職員の場合)
あなたが学生・あるいは教職員の場合は、アカデミックライセンスを申請すれば無料でTableauを利用することができます。ただし、1年ごとに登録申請が必要です。 - Tableau Publicを利用する
Tableau Publicとは、いわば「無料で使える」Tableau Desktopの下位版です。ただし、自分のパソコンにファイル保存ができないため、作成したデータはプラットフォーム(Tableau Public)に公開することになります。Tableau Desktopの学習用、および、オープンデータの可視化・公開目的で使えます。
Tableau Publicがローカルファイル保存に対応するようになったため、事実上、個人利用は無料になりました!詳しくは下記記事をご参照ください。
この記事では、正式版・無料トライアル版を前提に、インストール手順を紹介していきます。
他の選択肢については、また別途ご紹介いたします。
Tableau Desktopのシステム要件
まず、Tableau Desktopのインストール要件を確認しておきましょう(ダウンロードしたのにインストールできなかったら悲しいですしね。)
Tableauには、Windows版とMac版があります。
以下は、2024年4月現在(Tableau Desktop 2024.1)のシステム要件です。
Windows版
- Microsoft Windows 8/8.1、Windows 10 (x64)、Windows 11
- 2 GB メモリ
- 1.5 GB 以上の空きディスク領域
- CPU は SSE4.2 および POPCNT 命令セットをサポートしていることが必要
Mac版
- macOS Catalina 10.15、macOS Big Sur 11.4 以降、macOS Monterey 12.6 以降 (Tableau 2022.3 以降)、macOS Ventura (Tableau 2022.3 以降)
- インテルのプロセッサ
- Apple シリコンプロセッサ (Rosetta を使用)
- 1.5 GB 以上の空きディスク領域
Tableauのバージョンによってシステム要件は変わるので、最新情報は技術仕様を確認ください。
Tableau Dektopのダウンロード
それでは、まずTableau Desktopをダウンロードしていきます。
手順など要らない、とにかくダウンロードできれば良いという人は、このリンクをクリックすると、いきなり登録画面に飛びます。
ただし、次回以降に改めてダウンロードする必要があるとき、手順がわからなくなると困るので、一応説明しておきます。
Tableau公式Webサイトにパソコンからアクセスすると、左上のメニューの「製品」からそれぞれのTableau製品の画面にアクセスできます。
次にTableau Desktopをクリックします。
すると、画面に「無料トライアルを始める」ボタンが表示されます。実は、Tableau Desktopに限らず、Prepなどの他の製品でも、その製品紹介画面の上の方に「無料トライアル」ボタンが表示されるのです。
「無料トライアル」ボタンをクリックすると、下のような登録画面が表示されます。ここに必要事項を入力してください。
登録すると、自動的にインストールファイルのダウンロードが始まります。
Tableau Desktopのインストール
以下、Windowsを前提にして、インストール手順を説明します。
インストール操作は、基本的にWindowsの管理者権限があるアカウントで行ってください。
お使いのパソコンがWindowsなら、おそらくダウンロードフォルダに、TableauDesktop-64bit-xxx.exeという500MB超のファイルがダウンロードされていると思います。
そのファイルを開くと、インストール画面が開始されます。「同意します」にチェックを入れます。
「製品の使用状況データを送信しない」は、チェックを入れても入れなくてもかまいません。また、「カスタマイズ」からインストールフォルダを選択することができますが、通常は変更する必要は特にありません。
「インストール」をクリックすると、ユーザーアカウント制御画面が出てくるので、「はい」をクリックします。
インストールが完了すると、Tableauが起動して、改めて登録画面が表示されます。必要事項を入力して、「トライアルを開始する」をクリックしてください。
ライセンスをお持ちの方は、登録画面上部の「Tableauをライセンス認証する」をクリックして、発行されたライセンスコードを入力してください。
おわりに
これで、Tableau Desktopがインストールされ、2週間無料で使用できる状態になりました。
次回以降の記事では、Tableau Desktopの操作をご案内していきます。